こんにちは、Kinokoです。
「多読は英語力向上の最強メソッド」だと思って英語多読1000万語チャレンジをしています。
私が英語多読に取り入れた児童書で、読んで良かったと思ったシリーズ『Magic Tree House』#1 – #28を紹介します。
Magic Tree Houseを読んでみて
概要
主人公は慎重派の兄Jack(8歳)と、思い立ったら即行動に移す果敢な性格の妹Annie(7歳)です。PennsylvaniaのFrog Creekに突如出現したマジックツリーハウス。中には大量の本があります。本に載っている場所へ行きたいと願えば、マジックツリーハウスが時空を超えて連れて行ってくれます。
一覧
全7章の計28冊で構成されています。(2017年からBook 29以降が発売されました)
総語数: 151,079
各章は4つのストーリーから成り立っています。
章 | ブック | タイトル | 語数 |
---|---|---|---|
第1章 | 1 | Dinosaurs Before Dark | 4,737語 |
2 | The Knight at Dawn | 5,218語 | |
3 | Mummies in the Morning | 5,110語 | |
4 | Pirates Past Noon | 5,270語 | |
第2章 | 5 | Night of the Ninjas | 5,260語 |
6 | Afternoon on the Amazon | 4,787語 | |
7 | Sunset of the Sabertooth | 4,946語 | |
8 | Midnight on the Moon | 5,660語 | |
第3章 | 9 | Dolphins at Daybreak | 4,761語 |
10 | Ghost Town at Sundown | 6,147語 | |
11 | Lions at Lunchtime | 5,181語 | |
12 | Polar Bears Past Bedtime | 5,659語 | |
第4章 | 13 | Vacation Under the Volcano | 5,821語 |
14 | Day of the Dragon King | 5,318語 | |
15 | Viking Ships at Sunrise | 5,453語 | |
16 | Hour of the Olympics | 5,078語 | |
第5章 | 17 | Tonight on the Titanic | 5,137語 |
18 | Buffalo Before Breakfast | 5,172語 | |
19 | Tigers at Twilight | 5,925語 | |
20 | Dingoes at Dinnertime | 5,154語 | |
第6章 | 20 | Civil War on Sunday | 5,755語 |
21 | Revolutionary War on Wednesday | 5,046語 | |
22 | Twister on Tuesday | 5,046語 | |
23 | Earthquake in the Early Morning | 5,552語 | |
第7章 | 24 | Stage Fright on a Summer Night | 6,117語 |
25 | Good Morning Gorillas | 5,847語 | |
26 | Thanksgiving on Thursday | 6,001語 | |
27 | High Tide Hawaii | 5,965語 |
マジックツリーハウスの持ち主を発見する第1章から始まります。
第2章以降は、本が示す場所でそれぞれのミッションに挑戦する中で、さまざまな歴史の場面で偉人や動物たちと出会い、2人と一緒に成長できる物語です。
大人の私でも、どの章をとっても学ぶことばかりで28冊はあっという間でした。
読んで良かった思うこと
児童書からは英語以外にも、英語圏の人たちが子供の頃に学んだこと(何気ない日常会話や思考回路、歴史や文化、道徳など)を垣間見れます。このことは、英語圏の人と仕事する海外駐在員の私にとってコミュニケーションを取る上でとても重要で、児童書、特に今回紹介する『Magic Tree House』の威力は肌で感じてます。
特に第3章のBook 9からは、各テーマについての学びに加えて、作者が読者の子供たちに伝えたいことが多く登場し、一層物語が面白くなりました。
Magic Tree House Books 1-28 Boxed Set (Magic Tree House (R))
この本を読むべき人
英語圏でのこの本のターゲット年齢層は6歳~10歳ですが、英語ノンネイティブであれば歳は関係ないと思います。
実際に読んだ私が思う「読むべき人」は下記の人たちです。
本の紹介と学べる事
第1章 Book 1 – 4
突如現れたMagic Tree Houseの魔法で各時代に行って冒険します。それぞれの冒険を経て、Magic Tree Houseが誰の持ち物なのかが明らかになります。
この章では、1) 恐竜、2) 中世の騎士(イギリス)、3) 古代エジプト、3) 海賊について学べます。
第2章 Book 5 – 8
Magic Tree Houseの持ち主であるMorgan Le Fayeにかかった魔法を解くために、JackとAnnieが4つのミッションに挑みます。5) 忍者や侍がいた日本、6) アマゾンの熱帯雨林、7) マンモスがいた氷河期、8) 月に行きミッションクリアします。
このミッションを通して、各トピックを学べます。
第3章 Book 9 – 12
4つの古代のなぞなぞ(Ancient Riddle)を解き、マスターライブラリアンを目指します。この章では、9) イルカのいる海、10) 西部劇に出てくるテキサス、11) アフリカのサバンナ、12) 北極とイヌイットの生活について学べます。
第4章 Book 13 – 16
マスターライブラリアンになったJackとAnnieは、正式にMorganの依頼で古代に行き、消失の危機にある大切な本を守ります。
この章では、古代の歴史を学びつつ、そこで出会う人たちから大切なことを教わります。13) 大噴火時のポンペイ、14) 古代中国、15) バイキング、16) 古代オリンピックがテーマです。
個人的には、Book 13にぐっと引き込まれました。大噴火直前のポンペイの雰囲気がビシビシと伝わってきました。
第5章 Book 17 – 20
JackとAnnieはミステリアスな犬にかかった魔法を解くために、4つのミッションに挑みます。
この章では、17) タイタニック号沈没、18) ネイティブアメリカンの暮らし、19) ジャングル、20) オーストラリアについて学べます。
第6章 Book 21 – 24
この章ではアメリカの歴史や災害について学べます。21) 南北戦争、22) イギリスからの独立戦争、23) ゴールドラッシュ時のアメリカ西部の暮らし、24) サンフランシスコ大地震について。
Book 21では「戦場の天使」と言われたClara Barton、Book 22では独立戦争を指揮したGeorge Washingtonといった偉人達も登場し、JackとAnnieと一緒に偉人たちから大切なことを学べますよ。
第7章 Book 25 – 28
この章では、日常にあふれている魔法のような力について学べます。25) 演劇の力、26) 言葉の力、27) 社会の力、28) 友情の力。
「演劇の力(シアターマジック)」を学ぶBook 25では、1600年代のロンドンに行きます。そこで出会った「Will」という劇作家の手助けを通して、演劇で人の心を動かす魔法のような力を学ぶのですが、「Will」がまさかの大物でした。面白いですよ。
最後に
このシリーズは、主人公のJackとAnnieと一緒に学び成長できるように構成されています。2人の掛け合いも面白いです。そして私は特に、妹のAnnieの果敢さと、人前でも物おじしないハートの強さに好感が持てました。
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多読の効果は順次👇の記事に記載しています。
Magic Tree Houseの続編(R)はこちら👇
それでは今日もよい一日を!
Veil Spaß!