こんにちは、Kinokoです。
私には「これをやれば確実に英語力が向上する」という確固たる方法があります。
それは、
- 洋書を使った多読
- ディクテーション
です。
今回はNo. 2 のディクテーションについて取り上げます。
私は大学院時代、研究に明け暮れつつほぼ毎日TOEIC教材でディクテーションしていました。そしてある日突然、ブレークスルーが起きてリスニングパート満点に。
ディクテーションには英語の音を拾う力を向上させる確かな効果がありますが、正しく実施しなければ効果は出ません。
実際に効果が出た方法を皆さんに紹介します。
ステップ1: ノートとスクリプト付きの音声を準備
ノートを準備
真っ白いノートを自分の手で泥臭く埋める作業にこそ意味があります。
目的に応じた教材を選ぶ
TOEICの点数を伸ばしたい人には、TOEIC新公式問題集をお勧めします。
とりあえず英語力を上げたい人には、TOEIC教材や無料で音声もスクリプトも手に入るBBCの6 Minutes Englishなどをお勧めします。
もっと手軽に実践的な英語力を付けたい人には、洋楽をお勧めします。
過去に取り組んだ一例では、
Taylor Swiftの「Lover」に収録された18曲を使ってディクテーションしました。
ステップ2: 音声を聴きノートに書き出す
聴こえた単語を書き出しノートを埋めます。
センテンス毎に何度も音声を再生しノートに書き出しています。
単語が分からなくても問題ありません。聴こえたままの音を文字にしてとにかくノートを埋めます。文字起こしが全て完了し、それ以上聴いても変更する部分が無いと思えたら次のステップに進みます。
ステップ3: 聴き取れなかった部分をスクリプトを見て修正
答え合わせをします。どこが聴き取れていなかった部分か分かるように赤ペンで修正を入れます。
分からなかった単語やフレーズ、イディオムは別にメモしておきます。
実際にディクテーションした時のノートです。(結構聴き取れてなかった部分があったのでショックでした。)
ステップ4: 分からない単語やフレーズを調べる
スクリプト内の不明な単語やフレーズ、イディオムを調べ、文章の意味を把握します。
ステップ5: 修正部分を確認
スクリプトまたは赤ペンを入れたノートを使用します。
- ノートを見ながら音読する
- 音声を聴きながらシャドーイングする(余力があれば)
修正部分が聴き取れるようになるまで音読やシャドーイングを何度も繰り返します。
以上、5つのステップでディクテーションは終了です。
ディクテーションの効果
ここで紹介した方法で、私は約8ヶ月間でリスニング300点台から495点(満点)になりました。
ディクテーションは確実に英語力が向上する数少ない方法の一つです。
重要なことは、
- 穴埋め方式ではなく、白紙状態から始めて「これ以上無理」と思うところまで聴いては書いてを繰り返しノートを埋める
- 聴き取れなかった部分が聴こえるようになるまで多聴と音読を繰り返す
赤ペンの数だけ音を拾う力は向上します。
注意点: リスニング力を上げるために必要なこと
ディクテーションでは英語の音を拾う力は飛躍的に向上しますが、リスニング力を向上させるにはもう一つ大事なことがあります。
例えば、下記の英文を聴いたとします。
“It was not until she had left that he realized that he had not written notes at all.”
英語ネイティブが早口でしゃべったとしても、単語一つ一つを確実に聴き取れるようにはなると思います。しかし、それらの単語をつなげて何を意味しているのか瞬時に理解できる構文読解力があってこそのリスニング力です。
英語の構文読解力を上げるには、とにかくインプットを増やすことです。そのためには、洋書を使った英語多読が必要だという結論に私は至りました。
本ブログを運営するKinoko Marketでは、英語多読を支援するたのWebサービス「たどろぐ」を提供しています。「たどろぐ」では多読の記録・分析および語彙トレによる語彙力向上が可能で、アカウント作成/ご利用は無料です。
ご興味ある方は是非お試しください!デモページも用意しています。
実際に多読を実践し、その効果を下記にまとめています。
ディクテーションの参考書籍はこちら👇
これまで実践してきた中で、TOEIC用のディクテーションに最適なのは公式問題集でした👇
それでは今日もよい一日を!
Veil Spaß!
コメント