英語は英語のまま理解する!英語脳を鍛えて英語力向上へ

英語多読

こんにちは、Kinokoです。

海外駐在して程なく、脳の異常な疲れに限界を感じました。

本来、アイディア出しや議論、重要な決断に使うべきエネルギーを、英語→日本語への変換に使っていたからです。

いかに脳内エネルギーをやるべきことに効率良く使うか。答えは英語脳だと思いました。

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英語脳とは(図解)

英語を日本語に変換せずに英語のまま理解する思考回路。

海外駐在前の思考回路

英語を日本語に逐一変換し、日本語で意味を捉えていた。

海外駐在してからの思考回路(構築中)

英語を英語で理解する思考回路を一から構築。

下の図の方がずいぶんシンプルですよね。

従来、英語→日本語の変換に当てていたエネルギーを節約出来ます。このエネルギーって物凄くて、自分自身に同時通訳していることになります。(おそらく間違った方法で)

ですが私は通訳者ではないので、日本語への変換は不要なんです。

英語を使ってコミュニケーションをとり、組織やメンバーを動かしたりアイディアを考えたり、クリエイティブなことにエネルギーを使っていく必要があります。

英語脳で物事を捉える

英語を日本語に変換してしまう原因を探りました。

原因
  • 英単語を日本語で覚えている。
  • 日本語の文法・語順で物事を考えている(翻訳する癖が染みついている)。

大きくはこの2つだと思います。

英語脳で物事を捉えるために、

対策
  • 英単語はイメージと英語の説明で覚える。
  • 英語の文法・語順で物事を考える。

を意識して取り組んでいます。

1つ目のポイントはすぐに慣れましたが、

2つ目のポイントが難しいです。

ポイント1 英単語の捉え方

mountainという言葉に出会ったらどうしますか?

2代目Kinoko
2代目Kinoko

mountainだから山じゃないの?

mountainはmountainで、自分が持つコアイメージと結びつけます。下記の様なイメージ。

日本語の”山”を介さずに直接イメージと結びつけば、翻訳するエネルギーを節約できます。

抽象的だったりイメージが出てこない単語は、英語の説明文や、出会ったときの印象、経験、簡単な類義語などで意味を捉えるようにしています。

ポイント2 英文の捉え方

That’s the mountain I’ve wanted to climb.

という文に出会ったときにどうしますか?

3代目Kinoko
3代目Kinoko

英語の語順のまま相手が言いたいことを理解しよう。

あれは私が登りたいと思ってきた山です。

とは訳さないようにします。

これは”返り読み”といい、英文を日本語の文法・語順に直して日本語で理解していることになります。会話の場合は、返り読みをしている間にもどんどん話は進みます。話し手は待ってはくれません。

英語の語順のまま理解しようとしますが、私にとってはこれがホントに難しい。

That’s the mountain/ I’ve wanted to climb/ for a long time/ since I was the age of one month.

文章は細かい塊(チャンク)が組み合わさってできています。チャンクと対応するイメージを蓄積して行き、両者をすぐに接続できる様にしたいですね。

英語学習初級者のうちは、英単語を日本語で覚えるのも有効だと思いますが、

あるレベルまで到達すると、英語⇔日本語の変換からの脱却も時には必要になると思います。

本ブログを運営するKinoko Marketでは、多読を通してこれまでに出会った語彙をデータベースに格納し、反復練習できる「たどろぐ」の語彙トレ機能を開発しました。

語彙トレデモページも用意していますので、是非お試しください。

英語脳の育て方

頭の中のコップから英語が溢れるまでインプットを増やす。何度も同じ単語やフレーズに出会い記憶に定着するまで。その時の印象や状況、経験と紐づけて蓄積していく感覚です。

文字のインプット
  • 洋書で英語多読📚
  • ニュースやブログの記事📰
  • TwitterなどのSNS

など。

音声のインプット
  • Audible.comで洋書を聴く
  • ニュース番組、映画やドラマ、TV show
  • Youtube
  • Podcast
  • 英語で会話

など。

英語脳構築のおすすめは「洋書を使った英語多読」です。多読の合間にオンライン英会話やボキャビルを合わせて実施するとより総合的に英語力をアップできます。

まとめ

英語脳のイメージ図

英語→日本語に変換せず、英語は英語で理解する英語脳を構築し、インプットを増やして鍛える。

英語脳を鍛える

「英語脳を鍛える」を細分化すると、下記の4つの力をそれぞれ磨いていく必要があると感じます。

  1. (1) インプットで入ってくる情報を英語だと認識する力
  2. (2) 認識した英語をコアイメージに結びつける力
  3. (3) コアイメージに結びつけた英語から相手の意図を理解・推測する力
  4. (4) 分からない単語やフレーズが出てきても補完できる力

英語脳が育てば

英語脳が育てば、多少聞き逃したり、知らない単語が出てきても、楽に補完するできます。ここまで来てようやく、英語が言語の壁として立ちはだかることもなくなり、本当の意味で英語を使いこなしていると言えます。

英語脳構築完了の判断

英語脳構築の基準は、ずばり、ハリー・ポッター相当の洋書を辞書を使わずスラスラ読めて楽しめた時です。

それでは今日もよい一日を!

Veil Spaß!

ジャパンタイムズの「英英英単語」を使ったボキャビルも可能です。

Kinoko

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