【英語多読】50万語読んで世界は変わるのか?洋書による多読の効果とは

英語多読

こんにちは、Kinokoです。

洋書を使った英語多読で50万語を達成した時の記録です。

前回の20万語達成後、どんな本を読んだのか?どのくらい成長できたのか?
多読50万語の効果を読んだ本とともに紹介します。

前回の内容はこちら

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50万語達成までに読んだ本

今回読んだ洋書は下記のGRの25冊です。

シリーズレベル冊数総語数(目安)
Compass Classic ReadersLevel 29冊70,950
Cambridge English ReadersLevel 315冊217,291
Compass Classic ReadersLevel 31冊12,211
語数: 300,453

前回までの200,451語と合わせて合計500,904になり50万語を達成しました。

20万語までに読んできたCambridge English Readersに加えて、Compass Classic Readersを取り入れました。

理由は、現地同僚との会話でもたまに出てくる「赤毛のアン」や「ロビンフット」、「アラビアンナイト」などの名作が、リトールド版で手軽に読むことができるためです。知識として「ざっくりとでも知っておくこと」は有効でした。

Compass English Readersは有名どころのリトールド版が豊富!

所感ですが、Compass English Readers Level 2のリトールド版は語数と語彙レベルを抑えすぎているため、本によっては満足度がイマイチ。Level 3になると読みごたえは格段にアップします。

50万語読んだ効果とは?

50万語読んで確実に成長はしたと思いますが、以前よりも緩やかで「我慢の時」でした。

海外駐在員業務を通して実感したこと

20万語のときに実感した下記のポイントが僅かながらそれぞれ向上しました。

  • 発音がより良くなった
  • 口から自然と出てくる言葉が増えた
  • 英語の語順に慣れてきた
  • 語彙が増えた
  • ニュース記事を読む力がついてきた

そして大きな変化は、

  • 多読は英語力を上げるだけのメソッドじゃないということに気づ

この時期に仕事で、イギリス人やアメリカ人、ドイツ人、チェコ人などとのワールドワイドで大規模なワークショップに参加しました。そこで誰かが話をしている時に、つまり何が言いたいの?と思えることでも、周りは「うんうん」と理解している様子で話が進みます。これは単に英語だけの問題では無いように感じました。

きっと考え方のロジックやマインドセットが違うんだろうなと。

これらを理解できれば、会話への理解度も深まるんじゃないかと思います。

業務の中で肌で感じたマインドセットの違いですが、なぜそのような考え方をするようになったかなんて同僚たちは教えてくれません。小さいころから彼らが受けてきた教育だったり読んできた本、見てきたテレビ、背景にある宗教、文化が複雑に絡み合っています。

洋書を使った多読ではそういった文化的な背景も学べることを、50万語読んだ時点で実感しました。

この時点での課題

インプットの量が足りない
英語脳を構築するためにも、英語圏特有の物事の考え方を感じ取るためにも、より多くの本を読む必要がある。

※ハリポタを楽に楽しんで読めるレベルになった時に、英語脳構築が完了したと判断します。

専門外の話に付いて行く難しさ
自分の専門外の内容や背景知識が十分でない状態での打ち合わせは非常にストレスを感じる。

読解力のレベル上げ
例えば、観光地にある英語の説明書きや紹介映像で内容を理解するのがまだまだ難しい。徐々に洋書の難易度上げやニュース記事でのボキャビルを積み重ねていくしかない。

周りの雑談や会話を拾うことが難しい
20万語達成時と同様、周りがしゃべっている雑談や第三者同士が議論している内容をキャッチするのは難しい。英語の音を拾う能力は、多読とは別で鍛える必要があるようだ。

100万語で足りるんだろうか。。。

まずは100万語読んでから!

多読だけでもリスニング力は向上すると実感しているが、さらなる向上は英語脳構築完了後のフェーズで実施する!

多読を効率的にすすめるために

英語多読向けWebサービス「たどろぐ」で読んだ本の記録・管理・分析が可能です。また、語彙トレ機能にて洋書に出てくる英単語をいつでも気軽に確認することができます。

単語の説明も英語なので、英語脳を鍛えたい方にはおすすめです。

デモページもありますので是非お試しください。

今後の計画

私の英語多読ロードマップです。

まずはGraded Readers(GR)で100万語読む。そこから読みやすい児童書やペーパーバックで英語圏の文化を楽しみつつ語数を増やす。

当面の目標はハリーポッターを楽に読めるようになること!

1000万語への挑戦は、こちらのブログにまとめています。

50万語達成時点では、成長を感じるよりも足りないと思うことの方が多かったですが、着実にロードマップを駆け上がっていることだけは確かです。

英語多読を始めたきっかけは英語脳の構築海外駐在員としてさらなる高みへ行くためです。

今回読んだ本のベストセレクション

新たに読んだ25冊の中から私なりに選びました。多読用の本探しの参考になれば幸いです。

1.Two Loves
ウェールズにある小さな村が舞台。心温まるラブストーリーで感動しました。

2.How I met myself
舞台はブダペスト。主人公のJohnは、自分のダブルに遭遇します。何か重要なメッセージを訴えかけていることに気づきますが、果たして真相は?

3.20,000 Leagues under the sea
ビーグル号に似た冒険ものです。知らなかった単語、特に地名や動物が学べました。そして価格がとにかく安い!コストパフォーマンスが良い1冊です。

それでは今日もよい一日を!

Veil Spaß!

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