英語多読中級者におすすめの洋書10選

英語多読

Graded Reader(GR)やかんたんな児童書で英語力の基盤を作ったら、

次のステージである児童書(中級)に進みます。

この記事では、英語多読中級者の方におすすめの洋書を紹介します。

具体的には、

  • GRや児童書(初級)にてある程度の語数を既に読んだ人(目安は300万語)

が対象です。

ここに挙げた本を楽に読めるようになると、ハリー・ポッターレベルの原書を辞書無しで読了できる英語力が身につきます。

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おすすめ① Wonder

Wonder

著者: R. J. Palacio
英語ネイティブ対象年齢: 8 – 12歳
語数: 73,053語

多読に取り入れるに当たって

ニューヨークタイムズのベストセラー本で、多読界隈では有名な本です。主人公のAuggieとその周りの人物それぞれの視点で物語は進みます。ときおりグッとくる場面があったり、ほっこりする場面があったり、読んでいて飽きないです。英語の難易度は低くとても読みやすいです。Amazonでも2万3000個以上の評価で☆4.8と、この本が良作であることを証明しています。

おすすめ② So B. It

So B. It

著者: Sarah Weeks
英語ネイティブ対象年齢: 8 – 12歳
語数: 約41,751語

多読に取り入れるに当たって

母親のことや自身の出生をたどり、12歳の娘のHeidiは一人、ネバダからニューヨークへ向かいます。母親が口にするSo B. Itの意味とは?物語としてとても良くできていますし、英語のレベルも申し分なく読み応えがあります。Audibleで聴きながら読み進めました。映画化もされていますので、本と映画両方楽しめるのもいいです。

おすすめ③ Matilda

Matilda

著者: Roald Dahl
英語ネイティブ対象年齢: 5 – 10歳
語数: 約40,009語

多読に取り入れるに当たって

Roald Dahlらしい作品で、独特の「怖さ」や不思議な力、愛情を感じることができます。オーディオブックで聴くとまた一段と衝撃がすごかったです。

Roald Dahlの作品は、英語学習者で多読挑戦者であれば1冊は読んでおきたいです。その代表としてこの『Matilda』を紹介します。

おすすめ④ Charlotte’s Web

Charlotte’s Web

著者: E. B. White (初版1952年)
英語ネイティブ対象年齢: 7 – 11歳
語数: 約31,938語

多読に取り入れるに当たって

豚のWilburと蜘蛛のCharlotteを中心に、家畜小屋にいる動物たちの友情について描かれています。多くの新たな語彙も学べましたし、何よりもイマジネーションが刺激されました。Amazonの「Internet & Education」カテゴリでベストセラーとなるだけあって、とても面白いです。

Full Colour Editonがあり、ところどころ絵が挿入されており英文理解に役立ちます。

おすすめ⑤ Number the Stars

Number the Stars

著者: Lois Lowry
英語ネイティブ対象年齢: 10 – 12歳
語数: 約27,197語

多読に取り入れるに当たって

先の大戦で起きたユダヤ人迫害をテーマにした児童書です。第二次世界大戦は今の世の中を形作っており、しっかり学ばないといけない重要テーマです。英語のレベルは非常にかんたんで、初級を卒業したばかりの方には特におすすめです。(ちなみにですが、私はドイツで働いています。WW IIの話題は同僚との会話で取り上げられることも多いです。)

おすすめ⑥ Holes

Holes

著者: Louis Sachar
英語ネイティブ対象年齢: 10歳以上
語数: 約47,079語

多読に取り入れるに当たって

多読本として最も有名な洋書の1つです。Amazonの「Mysteries」カテゴリでベストセラー1位の児童書。

以前この本を書店で購入し、多読に挑戦しようとしたのですが失敗しました。単語が難しかったからです。Graded ReadersのLevel 1から仕切り直し、読んだ語数の合計が300万語を超えて再挑戦したところ、辞書無しで読めました。なぜHolesなのか、長年疑問だった謎がようやく解けました。

おすすめ⑦ Kira-Kira

Kira-Kira

著者: Lois Lowry
英語ネイティブ対象年齢: 10 – 14歳
語数: 約39,005語

多読に取り入れるに当たって

戦後にアメリカのジョージア州の南部に移り住んだ日本人の物語です。辛い中でもそこには確かにキラキラと輝く未来があります。英語の勉強ではなく、このような素晴らしい作品を読むだけで英語力が向上するのは多読の特権です!

おすすめ⑧ Who moved my cheese

Who moved my cheese

著者: Spencer Johnson
英語ネイティブ対象年齢: 18歳以上
総語数: 約14,355語

多読に取り入れるに当たって

Amazonの「Stress Management Self-Help」カテゴリのベストセラーです。対象読者年齢が18歳以上となっていますが、単語は易しく語数も少ないためサクッと読める本です。Harry Potterを読む前(上級者になる前)のエントリー本としておすすめします。

おすすめ⑨ The Saga of Darren Shan

The Saga of Darren Shan

著者: Darren Shan
英語ネイティブ対象年齢: 9 – 11歳
全12冊
1冊当たりの語数: 約41,716語
総語数: 約500,592語

多読に取り入れるに当たって

Harry Potterの著者J.K. Rowlingことローリング女史も太鼓判を押す作品です。作者はアイルランド出身です。アイルランドの文化で育った著者の作品を読むことで、より英語の幅も広がります。英語のレベルは思ったほど難しくなく、すらすらと読めます。

Book 1はなんとKindle版で150円です。(安い!)

おすすめ⑩ The Girl Who Drank the Moon

The Girl Who Drank the Moon

著者: Kelly Barnhill
英語ネイティブ対象年齢: 9 – 11歳
語数: 約82,795語

多読に取り入れるに当たって

ニューヨークタイムスのベストセラー本で、ニューベリーメダル(NEWBERY MEDAL)という賞を受賞した作品です。対象読者年齢とは裏腹に、巧妙で複雑な英語で描かれたこの1冊は大人でも魅了します。英語のレベルは難しいように感じます。特に英単語が難しく感じましたが。その分多読に取り入れればぐっとレベルが上がること間違いなしです。

以上、多読中級者向けの児童書を紹介しました。

(最後に)

英語多読を継続し且つ英語力を底上げするには「語彙力強化」が必要不可欠となってきます。また、進捗管理はモチベーションを維持するための重要な要素であると感じます。

本ブログを運営するKinoko Marketでは、英語多読を支援するたのWebサービス「Tadolog」を提供しています。「Tadolog」では多読の記録・分析および語彙トレによる語彙力向上が可能で、アカウント作成/ご利用は無料です。

ご興味ある方は是非お試しください!デモページやユーザー登録無しで利用できる語彙トレもあります。

それでは今日もよい一日を!

Veil Spaß!

Graded Readersで100〜150万語、もう少しかんたんな児童書で100〜150万語を目安に読んでおくと、ここで紹介した本も楽しんで読めると思います。

もちろん、まだ300万語達成していない人でも挑戦可能です!

▶︎ Graded Readersおすすめ

▶︎ 児童書初級者向すすめ

是非、みなさんの多読に取り入れてみて下さい。

本ブログで紹介した総語数はDOGO booksさんやReading Lengthさん、その他独自のWebサーチ結果を記載しています。