こんにちは、Kinokoです。
海外駐在員としてドイツにあるヨーロッパ本社で働いています。社内公用語は英語です。
2019年3月26日より英語多読に本格的に取り組み始めましたので、今回は「英語多読を始めた理由」を紹介します。英語に関する様々な苦労を経て、ようやく確実に英語力を向上させる方法にたどり着きました。
英語で苦戦
念願だった海外駐在、
英語に関してはある程度の自信がありました。それに向けて、英語はTOEICを中心に努力してきましたし、会社の制度を使ってアメリカにも語学留学したからです。
しかし、程なくしてその自信は崩れ去ります。
現実は、
- 会議に出ても全然聞き取れない。
- なぜみんながそこで笑っているのか理解ができない。
- 同僚とディナーやイベントに参加しても話についていけない。
でした。
ひとえに英語といっても、
- 英語が母語ではない人の英語
- 英語ネイティブの英語
があります。そのどれもがこれまで勉強してきたTOEICや語学学校の英語とは違いました。
加えて、実践の場には答えはないですし、試験の音声から流れてくるキレイな英語でもありません。多種多様な文化圏から来た同僚がいて、考え方も異なります。
その中で、難しい議論やプロジェクトリードなどをこなしていかなければなりません。
そんな環境下では自信を無くす日も多く、
TOEIC 915点やアメリカへの語学留学くらいのレベルで通用するような甘い世界ではないことが分かりました。
英語脳の必要性
海外駐在で自分の英語力に自信を無くし、苦手意識が芽生え始めた頃、必死になってその原因を探りました。
その結果、
聞こえてきた英語を、日本語の文法・語順に変換して、日本語で物事を考えている。
ということが分かりました。
つまり、会議中ずっと自分の頭の中でリアルタイム通訳をしていることになります。当然これでは、脳が持ちません。
事実、会議でも最初の冒頭は分かりますが、途中でついていけずにパニックに陥っていました。そして会議が終わる頃にはヘトヘト状態です。
本来、アイディア出しや議論、重要な決断に使うべきエネルギーを英語→日本語への変換に使っていたんですね。
実践の場では目まぐるしく議論が進みます。相手は私が(脳内で)英語→日本語に変換するのを待ってはくれません。
海外駐在員として英語を使いこなすためには、英語を英語のまま考えて、脳エネルギーの浪費を抑える「英語脳の構築」を重点課題に設定しました。
海外駐在前は、下記の様な思考回路でした。
海外駐在を経て下記へ修正。
詳しくは、👇にまとめています。
英語学習の見直し
重点課題である「英語脳の構築」を定めると同時に、それまで取り組んできた英語学習を見直しました。
私が実践してきた主な英語学習
海外駐在前
- 日本語で英単語習得
- TOEIC教材で勉強
- 会社のプログラムでアメリカの大学へ語学留学
- 発音訓練(留学中)
海外駐在後に切り替えた英語学習
海外駐在中
- 洋書を使った英語多読で英語脳構築
- カランメソッドで英語脳構築
英語は英語で理解するための訓練を始めました。
例え英単語を調べる場合であっても、一切日本語を介入させないようにしました。
洋書で英語多読を始めた理由
英語脳構築のために、とにかく英語を大量にインプットする必要があります。イメージとしては、頭の中のコップから英語があふれ出るまでインプットが必要です。且つ、この時のインプットは自分が90%以上理解できる簡単な英語でなければなりません。
映画やTVプログラム、ニュースを使った英語学習は候補から外しました。理由は単純に「難しい」からです。スクリプトを準備するのも大変です。
「洋書を使った英語多読」であれば、自分のレベルにあった本を容易に探せますし、オーディオブックも充実しています。
本を読むことが”英語脳構築のためのベストプラクティス”という結論に達しました。
映画やTV、ニュースなどを使った訓練は、英語脳構築後にじっくりやる予定です。
加えて、英語多読の良いところは、英語圏の人たちの考え方やその背景にある文化的な要素も吸収できる点です。これらはコミュニケーションを取る上で大切なことです。文法書や英単語帳での学習、TOEICの勉強だけでは身につけることはできないと思っています。
英語多読を支援するWebサービス「たどろぐ」
本ブログを運営するKinoko Marketでは、英語多読を支援するたのWebサービス「たどろぐ」を提供しています。「たどろぐ」では多読の記録・分析が可能です。
さらに、語彙トレ機能にて洋書に出てくる英単語をいつでも気軽に確認することができます。単語の説明も英語なので、英語脳を鍛えたい方にはおすすめです。
アカウント作成およびご利用は無料で、デモページも用意しています。ご興味ある方は是非お試しください!
まとめ
- 海外駐在は試験英語では通じず自信喪失
- 英語脳の必要性を認識
- 英語脳を鍛えるために英語多読を選択
がこのブログのまとめです。
最後に、私の英語多読の目標と英語多読用の書籍を紹介します。
どのくらい多読をすれば英語脳が構築でき覚醒まで至るのかは、このブログでレポートします。
英語多読の進め方やガイダンスに関する書籍をピックアップしました。
それでは今日もよい一日を!
Veil Spaß!
Kinoko