【英語多読】300万語読んで世界は変わるのか?洋書による多読の効果とは

英語多読

こんにちは、Kinokoです。

洋書を使った英語多読で300万語を達成しました。

前回の200万語達成からどんな本を読んだのか?どのくらい成長できたのか?
多読300万語の効果を読んだ本や定量値とともに紹介します。

前回の内容はこちら

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300万語達成までの道のり

読んだ語数の遷移(トータル)

多読を開始してから1年9カ月ほどで300万語達成しました。

読んだ本の内訳(トータル)

オレンジが前回からの差分です。
Graded Readers(Level 4 – 6)と児童書(初級)で語数を積み重ねました。

主に読んだGraded Readers
  • Cambridge English Readers(CER)
  • Oxford Bookworms Library(OBL)

特にCERはオリジナルのストーリーで内容が面白く、英語も読み易いため、とにかく語数を稼ぎたい私にはぴったりのシリーズでした。

主に読んだ児童書(初級)
  • Magic Tree House (R)
  • A to Z Mysteries
  • Judy Moody

英語ネイティブ6歳~9歳向けの洋書ですが、GRと比べるとかなり語彙は難しいため読み応えがあります。

多読300万語読んだ効果とは?

  • 日本語の介入は全くなく、英語の語順で英語のまま内容を理解することができています。且つ、二度読みが減りました。
  • Graded Readersの最高Levelを読める実力がつきました。
  • Magic Tree House (R)やA to Z Mysteriesは分からない語彙には遭遇するものの、問題なく読めるレベルになりました。

海外駐在を通して実感したこと

  • プロジェクトを自分から発信して推進できる英語力は身に付いた

もちろん完ぺきではないですが、自分発信のプロジェクトを推進し、海外現地メンバーを巻き込みながら業務を遂行できています。その際に、鋭い質問や意見に言葉が出てこなかったり、もっとスマートに表現できたらなと悔しい思いをしたり、苦労は絶えないですが、300万語読んだという自信は確実に業務に活かされています。

英語力を定量的に測定

今回から新たな取り組みとして、Webで無料で受講できるテストをいくつか実施しました。

レベルチェック

下記の6つのサイトでテスト実施。

サイト問題数結果
British Council25問Intermediate
Cambridge English(General English)25問B1 Preliminary
languagelevel15問B1(Intermediate)
Exam English15問C1(advanced)
TRACKTEST15問B2(Upper-intermediate)
CACTUS40問C1(Advanced)

結果がばらけました。全6サイトのうち、3つのサイトでB1判定でした。
感覚的には全問正解かな?と思っていたので、かなりショックを受けました💦
一方で、全部C2判定になるにはあと何百万語読めばいいのかを皆さまにお伝えできるので、楽しみでもあります。

リスニング力

下記のサイトでテスト実施。

サイト問題数結果
Exam English15問C2(advanced/mastery)
参照: https://www.examenglish.com/leveltest/listening_level_test.htmの結果より

C2はうれしい結果ですが、実は1回では聞き取れない単語もありました。1度聞いただけで明確にイメージできるようになるためには、まだまだ語数は足りないと感じます。

語彙力

下記2つのサイトでテスト実施。

サイト結果
Test your vocab9,370 words
A Real Me – arealme.com9,910 words
(10-year-old in the US)

英検1級の語彙力が9,000~15,000語ということなので、ぎりぎり1級レベルです。
海外駐在だと12,000語は欲しいところです。(全然足りてないです。)
多読1000万語達成時には2万語ほどの語彙力は身につけたいと思っています。

発音力

ESLA Speakingを使ってテストを実施。

参照: ELSA Speakingの無料テスト結果より

多読中は音読をしたり単語の発音チェックを実施しているので、発音も自ずと向上します。
ELSA Speakingはアメリカ英語発音をAIが採点しているため、データベースが蓄積されるほど判定の精度も上がるはずです。今後も継続して利用したいと思います。

300万語時点での課題

300万語達成時点での英語力測定結果と、日々の多読や海外駐在での実感から、重点的課題を設定しました。

重点課題≒実現したいこと
もっと短時間でインプットを増やしたい!

実現のために必要なこと
  • 語彙力強化
  • 音からの入力を増やす
  • 発音強化

語彙力強化
Judy Moodyシリーズで語彙力不足を痛感しました。ハリー・ポッターを辞書無しで読むためには、語彙力アップは必須事項です。ある程度推測して読めるようになるためにも、最低限の語彙は習得しておきたいです。

Kinoko
Kinoko

多読を通してこれまでに出会った語彙をデータベースに格納し、反復練習できる「語彙トレ」機能を開発しました。語彙トレデモページを用意しましたので、是非お試しください。

音からの入力を増やす

オーディオブックで聴きながら読むと、格段にスピードが上がります。リスニング力向上にもつながりますし、積極的に活用していきます。

発音強化
多読中は基本的に脳内音読しています。音読もします。そのため、発音が分からない単語があると、読むスピードが落ちてしまいますし、ストレスも感じます。よって、発音の練習は大切だと考えています。定期的にELSA Speakingを活用し、まずは80点台後半を目指したいと思います。

海外駐在@ヨーロッパ本社で働く悩み

私は、「しゃべり」だけで相手に自分の考えを伝えるスタイルは取っておらず、できる限りパワーポイントに自分の思い描く絵を描き出し、それを使って相手に説明したり、ビジョンを共有して物事を進めていくタイプです。

ですがこちら西洋のスタイルでは、「しゃべり」のみで説明する傾向が強いなと感じています。その場合、相手の発言からその人の考えを読み解かないといけないのですが、これがなかなか大変です。

文化的に見ても、日本人が作るTVやYouTubeのように字幕やテロップもあまり見かけません。西洋圏で働いていると、より一層、相手が発する音だけでビジョンを構築する力が必要だと感じます。

多読をやっていて、Audibleなど気軽にオーディオブックが手に入る時代なので、積極的に活用し「聴く力」を磨いていきます。この考えは、多読150万語を超えた辺りから意識するようになり、いよいよ本格的に動き出すフェーズに突入しました。

400万語に向けて

次の400万語に向けては、

  • Graded ReadersのLevel 6を完了し卒業する
  • Judy Moodyシリーズを読み切る
  • Roald Dahlシリーズや、The Saga of Darren Shanシリーズ、Wonder、Holesなどの児童書(中級)を読む

で進めていきます。そしてこれらを達成できた時、いよいよHarry Potter Book1にエントリーします!

多読を続けるための施策

英語多読を継続し且つ英語力を底上げするには「語彙力強化」が必要不可欠となってきます。また、進捗管理はモチベーションを維持するための重要な要素であると感じます。

本ブログを運営するKinoko Marketでは、英語多読を支援するたのWebサービス「Tadolog」を提供しています。「Tadolog」では多読の記録・分析および語彙トレによる語彙力向上が可能で、アカウント作成/ご利用は無料です。

ご興味ある方は是非お試しください!デモページやユーザー登録無しで利用できる語彙トレもあります。

英語多読におすすめの洋書を紹介

基礎からしっかり英語をやり直したい人は、200万語までは「Graded Readers」を中心として組み立て、そこから簡単な児童書を織り交ぜて300万語を目指すと、多少難しい語彙が児童書に出てきても挫折せず多読を継続できます。

おすすめをそれぞれ👇にまとめました。

最後に、300万語分の本を読んで感じたGraded Readersと児童書(初級)の決定的な違いをご紹介します。

英語の構文の難易度
児童書(初級) < Graded Readers
※特にGRのLevel 4からは顕著

語彙の難易度
Graded Readers < 児童書(初級)

以上、英語多読で300万語達成時のまとめでした。

それでは今日もよい一日を!

Veil Spaß!

Kinoko