海外駐在員を目指す人や興味がある人向けに、海外駐在のメリットを記載します。
今回はお金の話です。
一般的な日本企業の会社員である私にとって、副業やインデックス投資を除いては、所属する会社の制度をフル活用することがお金持ちになる近道です。
その究極が「海外駐在」だと思います。
ドイツに駐在している私の例を紹介します。
海外駐在員について
海外駐在とは、所属する会社の海外現地法人で働くことです。
慣れない文化の中で、日本語と英語(または現地の言葉)を駆使して、ビジネス立ち上げやマネジメント、コラボ、業務サポートなど多岐の業務をこなす必要があります。
家族がいる場合は、家族のケアにも全集中する必要があります。
その分、上手く馴染むことができれば、貴重な経験や充実した生活が待っています。
会社からの補助がすごい!
ひとたび海外駐在員に任命されると、会社からの手厚い補助を受けることができます。
駐在前と駐在中で収入に対する内訳の違いを図にしました。
海外駐在員になってからざっと計算したところ、年間の手取りが約240万円増えました。すごい額です。
年々昇給しているとはいえ、この数値は説明がつきません。そのくらい増えました。
もう一つのメリットは、家賃や車、光熱費、保険、税金、医療費などを会社が負担してくれることです。
海外駐在員は、
収入は激増し、支出は(うまくコントロールすれば)激減します。
海外駐在員が享受する恩恵(詳細)
私の会社の場合は、以下に示す様々な恩恵を受けることができます。
勤務手当
海外勤務手当が通常の給与に付加されます。
インドなどの新興国に赴く場合は、手当の金額も大きくなります。
保険
保険料は会社が負担してくれます。帯同家族がいる場は家族全員分です。
保険でカバーされるものは、
- 医療費(全額)
- 歯科治療費
- 眼鏡/コンタクトレンズ購入補助(年に一回)
などがあります。
会社は相当額の保険料を駐在員のために負担してくれています。
家賃・水道光熱費
家賃も水道光熱費も会社が負担してくれます。(家賃は上限あり)
仮に家賃と水道光熱費で月€1,500の物件に住んだ場合、年間で€18,000(約223万円)の補助を受けることになります。※1ユーロ=124円で計算
海外駐在前は水道光熱費込みで約10万円(年間約120万円)の物件に住んでいました。4年間駐在する場合、約480万円+更新料の支払いが不要になります。
家具購入手当て
現地で家が決まったら家具が必要ですが、家具購入のための補助金が出ます。
私は約40万円ほどの補助を受けました。
現地のお洒落な家具を買うのもアリです。ドイツは家が広いので、大きなベットを買いました。
日本から持ち込みも出来ます。引越し費用も会社が負担してくれます。
日本へ帰任する際は、支度金として80万円強の補助金が出ます。賃貸の場合は、会社はさらに敷金・礼金にかかる必要を補助してくれます。
車
通勤用/私生活用で車を用意してもらえます。
年に2回のメンテナンス費用も会社負担です。
ガソリン代も会社負担ですが、私用で使った分は個人負担です。
私はBMWのハイブリットカーに乗っています。2020年1月に新しいモデルの新車が来ました。
海外駐在前はコンパクトカーを所有していて、年間の維持費は約45万円ほどかかっていましたが、その負担が無くなり身軽になりました。
税金
各種税金が免除されます。
- 日本の住民税がかからない。
- 日本の買い物でTax Freeが受けられる (一時帰国時) 。
住民税免除は日本に対して非居住者となっているからです。
日本へ帰任した場合もしばらくは住民税がかかりません。
例えば、2021年の3月に帰任した場合、2023年の5月まで住民税が不要になります。
私の場合、給与は現地通貨と日本円の両方で支払われ、賞与(ボーナス)は日本円で支払われます。この日本円でもらう給与・賞与には所得税がかかっていません。
一時帰国手当
一時帰国手当が出ます。一時帰国向けに2週間の特別休暇がもらえて、フライトチケット、国内での交通費を会社が負担してくれます。
単身赴任だと半年に一回。家族帯同または独身だと2年に一回取得できます。
最後に
海外駐在では金銭的な余裕だけではなく、様々なメリットがあります。
その他のメリットについて一覧にしてみました。
- ワークライフバランスの向上
- 住環境が良い
- 毎週海外旅行できる
- 異文化理解につながる
- 視野が広がる
- 語学力を上げるチャンス
- 業務の幅が広がる可能性がある
下記にまとめました。
私は自ら希望してドイツ駐在を実現しました。海外駐在を目指している人、興味がある人は会社にアピールして是非夢を叶えてください。
海外駐在員の資産運用についてはこちら👇
それでは今日もよい一日を!
Veil Spaß!
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